NATIONAL GEOGRAPHIC ナショナルジオグラフィック 日本版 2017年07月号 (RAR/64.3MB) 【特集】 ●特別レポート:南極の氷と海 南極大陸の氷が解けている。今後、海水面が上昇すると予測されているが、状況はどこまで深刻なのか。パート1では、氷の現地調査に焦点を当てる。パート2では、氷の下に広がる別世界を旅してみよう。 ・パート1 崩れる氷の大陸: 南極大陸に降り積もった雪が、長い年月をかけて厚さ3キロ以上もの氷床を形づくった。しかし、地球温暖化が進み、沿岸部の氷河から氷が海に流出するペースが加速している。南極の氷の融解によって、2100年までに世界の海水面は1メートル余りも上昇する可能性がある。 ・パート2 氷の海の生命: 朝、南極大陸のアデリー海岸にあるフランスのデュモン・デュルビル基地から歩いてダイビング地点に着くと、前日にドリルで開けておいた穴に氷が薄く張っていた。この穴は、厚さ3メートルの海氷を貫いている。人間1人がやっと通れるぐらいの狭い穴を通って潜水し、めったに見られない不思議な生き物たちを撮影した。 ●ハチドリ 究極の飛翔術: 鳥のなかで最も小さな体をもち、肉眼ではとらえきれない速さで飛び回るハチドリ。その高度な能力の秘密を解き明かそうと、最新の技術を使った研究が進められている。 ●生命を包む美しく硬い翅: 地球上の生物のなかで、最も大きなグループである甲虫。知られている種は、全世界で約38万、日本で1万。その多様さを生んだ秘密が、体を包む美しい翅(はね)にある。 ●麻薬戦争の暗い影: ドゥテルテ大統領の下、過激ともいえる麻薬撲滅運動が進むフィリピン。多くの命が奪われ、社会に影を落とす。 ●消えゆく蜂蜜採り: 精霊に守られた蜂蜜を命懸けで採るネパールのクルン族。近代化のなか、その伝統が消え去るかも知れない。 ●傷だらけの黄河: 急成長を続けてきた中国だが、その代償が顕在化し、母なる川である黄河も大きな傷を負っている。 【コラム】 ●VISIONS 世界を見る ●撮っておきの瞬間:「これが私のアドベンチャー」 冒険の定義は人によって違うだろう。でも、勇気を少し出せば、誰にでもわくわくする世界が待っている。 ●写真は語る:「白化現象の記録」(古見 きゅう) ●EXPLORE 探求のトビラ: 「地球を北から南へ 8 万キロの航海」 「ウイングスーツの死亡事故を防げ」 「繰り返される遺跡破壊」 「水中洞窟を地上で体験」 「古代の航海の出発点」 ●生命をつなぐ ●読者の声 ●もっと、ナショジオ ●テレビでナショジオ ●次号予告 ●日本の百年:「岩に歴史が刻まれた京都の川下り」 ●今月の表紙:燃え上がるように赤く染まった空と海に、氷塊の白さが際立つ。ここは南極半島に近いルメール海峡だ。南極半島周辺では海水温や気温が上昇し、沿岸部の氷が崩れて海へと流れ出ている。 写真=カミール・シーマン リンクをダウンロード Download links in Mirror Ul, Rapidgator, Filejoker, Doraupload |
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